コンサルタントは怪しいと言われる10の理由 見分け方や依頼時のメリット・デメリットも解説
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事業の進め方に悩んだ際にコンサルタントに相談することは解決策の一つです。
確かに経営コンサルタントにお願いすれば、自社の弱点を第三者視点で可視化でき、業務改善をスムーズに進められる可能性があります。
とはいうものの、コンサルタントときいて「なんだか怪しい…」と感じる人も少なくないのではないでしょうか。
当然ですが、世の中のコンサルタント全員が怪しいわけではありません。
経験や実績を積んだコンサルタントであれば、依頼することで事業成長を加速させられるのは確かです。
にもかかわらずコンサルタントが怪しいと言われるのにはれっきとした理由が存在します。
本記事では、コンサルタントが怪しいと言われる10の理由から、依頼するメリット、デメリットを網羅的にご紹介いたします。
新規事業のご相談から、顧客開拓、業務効率化、AI活用、DX化、補助金助成金活用支援など、対応できる領域は業界でも多岐に渡ります。
こうした実績も認められ、2018年には東証グロース市場へも上場しております。
まだ明確化していないお悩みでもご相談いただくことで、解決につながるかもしれません。
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コンサルタントは怪しい?そう言われる10の理由
コンサルタントという仕事に怪しさと感じる理由はいくつかあります。
肩書きや仕事内容に関してのものなど、考えられる10の理由をピックアップしました。
1.何をしてくれるのか分からづらいから
2.資格がいらない職業だから
3.提供されるのが無形商材だから
4.料金設定が不明瞭だから
5.事前に実力を測るのが難しいから
6.コンサルタント自身の成果が見えにくいから
7.必ず成果が出るか分からないから
8.専門性が高く理解が難しいから
9.規模の大きなことを語りがちだから
10.実際に怪しいコンサルタントが存在するから
以下より1つひとつ確認していきましょう。
1.何をしてくれるのか分からづらいから
一口にコンサルタントと聞いて、どんな仕事をするかイメージできますか?
おそらくパッと答えられる人はそう多くないのではないでしょうか。
ごく簡潔に述べれば、コンサルタントとは顧客が持つ課題を見つけ、解決までの道筋を立てる、さらには実行に移す人を指します。
そのために顧客からヒアリングしたり、戦略を立てたりします。
このように実際何をする職業なのかが分かりにくい、見えづらいため怪しいイメージにつながっている可能性があります。
2.資格がいらない職業だから
コンサルタントは、保育士や弁護士のような専門的な資格を必要としない職種です。
極端な話、今この瞬間から「コンサルタント」と名乗れば誰でもなれる仕事といえます。
そのため、企業に属さず個人で活動するコンサルタントも存在します。
個人だからというわけではありませんが、中には信頼性に欠けるコンサルタントがいることも事実。
人によって実力は千差万別であるため、怪しいかどうか判断が難しい場合もあります。
3.提供されるのが無形のサービスだから
基本的に顧客へのアドバイス、助言を行うのがコンサルタントの主となる業務。
何か目に見えるツールやサービスを提供するものではありません。
もちろんアドバイス一つとっても、ヒアリング・分析した結果の賜物である場合がほとんど。
ですが、顧客からすれば物質的に何かを得るわけではないため、依頼する際に怪しさや不安を感じやすいとも考えられます。
4.料金設定が不明瞭だから
コンサルタントによって、発生する料金はまちまちです。
相談無料のところもあれば、1時間数万円の費用がかかる場合もあります。
コンサルタントの実力次第では、数百万円規模の契約が必要なケースも。
コンサルタントへの報酬は平均的な相場が定まっておらず不明瞭といえます。
また、一般人の視点ではコンサルタントの費用感や品質が分からないことがほとんど。
提供サービスの詳細について分かりにくいことに加えて料金設定も不明瞭となると、コンサルタントに怪しさを感じるのも何ら不思議ではありません。
5.事前に正しい実力を測れないから
依頼に安くない費用が掛かるのであれば、あらかじめ実力、実績を見て判断したい、そう考える方もいらっしゃるでしょう。
ただ、先に述べたようにコンサルタントはアドバイスという無形のサービスを提供している関係上、事前に実力を把握しきるのは困難です。
例えば、「名だたる大企業との提携実績」があるコンサルタントがいたとしましょう。
一見素晴らしい実績に見えますが、
A社に対してそのコンサルタントが実際に何をしたのか、どんな相談を受けてどんなアドバイスをしたのかまで知ることはできません。
また、実績が詳細に公開されていたとしても再現性があるとは限りません。
このように事前に実力を測れない点も、怪しいと言われる理由の一つです。
6.コンサルタント自身の成果が見えにくいから
ほとんどの場合、コンサルタントが行うのはアドバイスまで。
そのアドバイスを受けて自分が実際に行動するケースが多いといえます。
ただこの関係性だと、仮に成功したとき「コンサルタントのアドバイスが良かった」のか「自分の行動が奏功した」のかの判断がつきにくい点が挙げられます。
逆もまた然りで、失敗したときも同じことがいえます。
コンサルタント自身の成果が掴めないと、「怪しい」と言われるのも想像に難くないでしょう。
7.必ず成果が出るか分からないから
コンサルタントのアドバイス通りに実行したからと言って、絶対に成功するとは限りません。
とはいえアドバイスには費用が発生するため、顧客からすれば「成果が出なくてもお金は取られる」という印象を抱きがち。
こうした印象も、コンサルタントは怪しいと言われる理由になります。
8.業務の専門性が高く理解が難しいから
顧客が解決できなかったことを解決するために考えるのがコンサルタントの仕事。
そのためコンサルタントには専門的な知識が必要になります。
加えて、コンサルタントとの会話では、理解が難しい専門用語や抽象的な概念を表す用語が頻出することも。
また残念ながら、中にはそうした難しい用語をあえて用いて、顧客に理解させないというコンサルタントも存在します。
「アドバイスはした、理解できないのはあなたが悪い」と突き放したり、「より詳しい内容は追加料金が発生する」といって課金を促したりする悪質なコンサルタントがいないとも言い切れません。
こういった背景が、コンサルタントは怪しいという評判に拍車をかけています。
9.抽象的な話をしがちだから
目先の課題解決だけがコンサルタントの仕事ではありません。
顧客が掲げる目標をもとに、その達成戦略を考えてこそコンサルタントの腕の見せ所とです。
ただ、そうなると顧客の夢や将来の展望など大きな話になりがちです。
どうしても抽象的になってしまい、具体性に欠けてしまいます。
そういった話が悪いわけではありませんが、抽象的な話ばかりでは顧客は実行に移せません。
抽象的な話しかしないというのは、怪しいコンサルタントにありがちなパターンともいえます。
10.実際に怪しいコンサルタントが存在するから
悲しいことに、怪しいコンサルタントが実在してしまっているのは事実です。
ここまでで述べたような
- 資格がいらず個人でもなれる
- 無形サービスを提供している
- 業務内容がつかめない
- 実績、実力が見えにくい
といった点が悪い方に働いているコンサルタントも散見されます。
当然ながら、そういったコンサルタントに依頼しても課題解決は見込めないでしょう。
依頼を検討しているコンサルタントが怪しいかどうかを判断するためにも、見分ける目を養うことが大切です。
怪しいコンサルタントの見分け方
では依頼料が無駄にならない、適切なコンサルタントを見つけたい時はどのような点に注意すればよいのでしょうか。
怪しいかどうかだと抽象的ですが、下記5点について注目して依頼先を見極めてみることが重要です。
夢や幻想だけを語る
コンサルタントは話術が巧みな人が多いです。
そのため、将来についてや事業の今後の展開ついて明るいこれからの話をされるとつい惹かれて依頼を進めたくなるかもしれません。
ただ、その未来像が現実的でなければ事業戦略を立てることは出来ません。
信頼できるコンサルタントであれば具体的な道筋も示してくれるので自分から常に疑うことを忘れずに話を聞きましょう。
根拠のない情報を話す
契約金を早く手にすることが目的のコンサルタントの場合、クライアントの信頼を得ようとあること無いことを口にすることも考えられます。
「そういう話もあるのか」と納得してしまいそうになりますが、一度落ち着いて、コンサルタントが話している内容を裏付ける指標はあるのか、実在する例なのか自分でも調べてみましょう。
こちらの情報のヒアリングがない
コンサルティングは依頼主が抱えている問題点があってこそ話が進みます。
ところが、契約が目的のコンサルタントの場合は話を押し切ろうとしている様子が伺えたり、自論を述べるばかりで相手の気持ちを汲み取る会話のキャッチボールが少ないことがあります。
依頼主に寄り添った会話が成り立たないと感じた場合は注意しましょう。
具体的な提案がない
中身が伴っていない名ばかりのコンサルタントとの会話では抽象的な話題が多く、具体的な例やまず何から手を付けるべきかなど話題に上がらないことがあります。
実績がなければ当然話せる話題も当たり障りのない内容になってしまいます。
話を深掘りしたくても話をそらされたり契約の話にすり替えられるときは注意が必要です。
実績の提示がない
コンサルタントに相談する前には必ず公式サイトやブログ、snsをチェックしましょう。
公開可能な実績を持っていれば既に掲載されていることが多いです。
ネットで調べることが困難でも、会話の中で具体的な実績について聞けることもあります。
ただ、ネット上に公開もなく、話をしている中でも具体的な実績について聴くことが出来なければ注意が必要です。
守秘義務を守っているという致し方ないことも考えられますが、過去事例を持ち合わせていない場合は依頼をするかどうか立ち止まって考えてみたほうが良いかもしれません。
コンサルタントへ依頼するメリット
冒頭でも述べた通り、コンサルタントを活用することは、経営課題を解決する選択の一つ。
ここでは、コンサルタントへ依頼する際のメリットについてご紹介します。
専門家的な視点からアドバイスがもらえる
ビジネスを行う上で気を付けていながらも、固定観念や既存の思考になってしまい、つい凝り固まった考え方になっていることがあります。
そんな時に外部の目線や専門家からの視点が入ると思わぬ打開策が生まれる可能性があります。
業務効率が上がる
経営が上手く行かず、サービスの売り上げも伸び悩んでいる時は悪循環に陥ることがあります。
そんな時にコンサルタントからボトルネックへの対処方法のアドバイスがもらえれば、今まで滞ってたサービスや社内の役割分担の循環も良くなり、各業務効率の向上が期待できます。
例えコンサルタントの指摘が経営の特定箇所に対してでしかない場合でも、既に存在する社内の技術が芋づる式のように改善されることも期待できます。
他社の良いところを吸収できる
スキルの高いコンサルタントであればあるほど、他の企業で既に何らかの策を講じていることが多いです。
そのまま活かすことは難しくとも、類似ケースがあれば自社にも落とし込むことができます。
社内で会議を重ねていても思いつかなかった案を取り入れることもできますし、既に実施済みの戦略であれば良い面悪い面を見た上でその事例を自信をもって採用することができます。
コンサルタントの依頼するデメリット
多くのメリットがある反面、コンサルタントへの依頼に踏み出せない原因はやはりその依頼料の高さにあります。依頼をする期間の長さや求める技量によって費用はケースバイケースですが、数十万単位のコストはかかってきます。
中には追加コストがかかる場合もあります。
とはいえ、長い目で見ると、コンサルタントの援助により自社の売り上げが上がれば、結果、コンサルティング費用をペイ出来てしまいます。
コンサルタントによっては専門分野がそれぞれあります。自社にあったコンサルタントを選ぶことが出来れば、費用面の懸念は小さくなるでしょう。
まとめ
今回はコンサルタントについて紹介致しました。
経営課題に直面したとき、参考意見として社外の人間からの視点が欲しくなるもの。
その際コンサルタントに相談することで、会社の内側にいるときには気づかなかった問題点、解決方法が見つかる可能性があります。
とはいえ、中には怪しいと感じるコンサルタントも残念ながら存在します。
見分ける指標としてコンサルタントの提案や実績に注目すると良いでしょう。
新規事業のご相談から、顧客開拓、業務効率化、AI活用、DX化、補助金助成金活用支援など、対応できる領域は業界でも多岐に渡ります。
こうした実績も認められ、2018年には東証グロース市場へも上場しております。
まだ明確化していないお悩みでもご相談いただくことで、解決につながるかもしれません。
経営に関するお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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