中小企業のChatGPT活用!日常業務を時短する早ワザ4選
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「ChatGPT」の普及により、AI技術は急速に進化を遂げています。
ことビジネスシーンにおいても存在感を示し、大手企業はもちろん自治体にも活用の場を広げています。
話題のChatGPTを「自社でも上手く活用していきたい!
そう考える中小企業の経営者の方は少なくないはず。
そんなニーズをお持ちの方々に向けて、本記事ではChatGPTの基礎知識から、具体的な使用方法や事例、今すぐ利用できるサービスまでを分かりやすく解説いたします。
これを読めば、きっと中小企業でのChatGPTの活用方法が理解できるかと思います。
ChatGPTとは
ChatGPTは2022年11月に米OpenAI社がリリースした対話型AIチャットサービスです。個人法人問わず誰でも無料で使用出来ることから瞬く間に全世界にその名が広まりました。
ChatGPTに会話や質問を投げかけると瞬時に回答が返ってくるため賢いAIと思われますが、ChatGPT自体に人格はなく、ネット上の膨大な量のコンテンツから文脈や知識を組み立ててあらゆる回答を生成しています。
ちなみに、ゲームの会話やテキストの生成に使われる同社が開発した「GPT」というシステムが元となっています。
無料版でも十分機能を活用することが出来ますが、2023年3月には有料版のChatGPT-4(20ドル:約2,800円/月)がリリースされ、より精度の高いテキストの生成が可能になります。
対話を繰り返すことでパターンを学習していくので、例えば質問回数や具体性を持たせたリクエストを重ねると解像度の高い回答を得ることが出来ます。
注意点として、ChatGPTのベースとなる情報源は2021年までのネット上の情報となっています。その為、直近のニュースや2022年以降に出たサービスについては正しい情報を得ることが出来ないので注意が必要です。
ただ、後ほど紹介する無料の拡張ツールを用いることで、2022年以降の情報にもアクセスすることが可能になります。 いち早く知りたい方はこちらから飛んでみてください。
ChatGPTでできること
まず、私たちからLINEやMessengerのようにチャット感覚でメッセージを送ることで使用を始めることが出来ます。
その後、ChatGPTから様々な回答が同じくチャットのように返ってきます。
その為、言語化できるものであればなんでもできてしまいます。
例えば、小説を書く時の具体的なテーマをいくつか提案させることもできますし、プレスリリースのたたき文章の作成、多言語への翻訳を依頼することも可能です。
うまくスクリプト(指示出しや質問のこと)を入力することが出来ればメールの返信文面を作成することやサイト作成時のコードを書き出してもらうことも可能です。
中小企業のChatGPT活用の代表例4選
壁打ち相手にもライティングのサポートにもなるChatGPT。リソースが不足している企業や個人で事業を立ち上げる際に利用することもおすすめです。
特に以下のようなものは、業界に関わらず多くの中小企業で発生する業務。 これらを活用できるようになることで普段の業務が劇的に効率化させることができます。
ライティング
サービス購入への導線やSEO対策でも重要となるライティング。
どのワードを使えば消費者の購買意欲を掻き立てることが出来るのか、言葉の選定も非常に重要になってきます。
そのアイデア出しや、たたき案の作成としてChatGPTを活用することが出来ます。
例えば「この商品が●歳女性が掃除をする時に使える商品だということを伝える説明文を作成してください」と打ち込めば商品の訴求文面を作成することが出来ます。
また、自身で作成した文章を元に「この文章が●●な風に伝わるような見出しを作成してください」といった形で見出しの作成、要約をするツールとしても活用することが出来ます。
メール文章作成
メールで伝えたい内容作成を箇条書きで書き出し、メールとしての体裁を整える、といった活用もできます。
・どんな人に
・どういう情報を伝えて
・相手にどう動いてほしいのか
(セミナーへの参加、送付物の確認、返信等)
こういった情報を投げかけると送付文面をChatGPTは提案してくれます。
伝えたいことはありつつも良い言葉の言い回しや繋げ方、まとめ方が思い浮かばずメールの返信が止まってしまう時、ChatGPTを使うことで納得のいく文章を作成することが出来ます。
注意点としては、実際の企業名や個人名を打ち込んでしまうとその内容が別のテキストの生成時に表れてしまう可能性があるので、具体的な個人情報は入力しないようにしましょう。
最終チェックは必ず自身の目で行うことも大切です。
議事録作成
ChatGPTの便利な使い方として、長い文章の要約があげられます。これは議事録の作成にも応用することが出来ます。
多くの会話が飛び交う会議。
議事録を作成するも口語的表現が混じることや重要でない話題も一緒にメモをしてしまっているケースがあります。その内容と共に「3項目に分けてそれぞれ要点を…」といった風にChatGPTに投げかけると、まとまった議事録を作成することが出来ます。
また、音声分析AIサービスと一緒に使うことでスムーズに議事録を作成することも可能です。
アイデア出し
事業の内容によっては外部の方への壁打ちや相談が出来ない場合もあります。
そういった時にChatGPTへ質問を繰り返すことで心理的な安心感がある中で幅広いヒントを得ることが出来ます。
また、リリース文章やサービスの謳い文句といったテキストのアイデア出しにもお勧めです。
最初にシンプルな質問→ChatGPTの回答→それを受けてさらに深堀りして質問・・・ という風に質問を繰り返していくことで、個人でもブレストやディスカッションが行えます。
なかなか良いアイデアが浮かばない時のアイデア出しがスムーズだと他の業務に専念する時間も増えますね。
ChatGPTを活用した役立つWebツール
機能を拡張するツールやChatGPT搭載ツールを用いることで、そのまま使う以上に更に業務効率化をすすめることが出来ます。
ぜひ以下のツールを確認し、実際に活用してみてください。
最新のWeb情報にもアクセスできる「WebchatGPT」
前述の通り、ChatGPTの懸念点として学習情報が2021年までというところがあります。
もし昨今の情報を含んだ回答を求めたい場合はWebchatGPTを利用することで最新の情報にもアクセスすることが出来ます。
機能追加の手間はありますが、設定後on/off操作で使用有無を選択することが出来ます。
YouTube動画を1発で要約してくれる「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」
ノウハウを動画で配信しているチャンネル。尺としては平均で20分前後。 内容は知りたいが全部見るには長い…。
そんなときに時に使えるのがこのツールです。
YouTube Summary with ChatGPT & Claudeは、YouTubeにアップされている動画を数回クリックするだけでテキストで出力、そして内容を要約してくれます。
要約する際にも
・以下を5つの要点で要約してください。
・6年生の聴衆向けに次の内容を要約してください。
など詳細に指示することが可能です。
(設定はChromeの拡張機能の設定画面から行えます。)
人材採用に使える「HelloBoss」
AI機能を使って求職者と企業を繋ぐ新しいサービス。
株式会社NGAが提供しているこちらのサービスは求職者の自己PRの作成をChatGPTがサポートしてくれる点が人気です。
企業側はエージェントの仲介なしで求職者とリアルタイムでマッチングし、チャットでコミュニケーションを取ることができます。
その為、余計な手間が掛からないので採用工程を削減することが期待できます。
また、初期費用や採用手数料が掛からないので人材採用コストがかけにくい中小企業でも活用することが出来ます。
このHelloBossに関しては弊社で代理店として、広く販売することも可能です。 詳細はこちらをご確認ください。
まとめ
ChatGPTはリリース開始から2か月で1億人ユーザーを獲得する人気サービスとなりました。
驚くことにユーザー数の多さで見ると、日本はアメリカインドに続き第3位となっています。
これから活用する日本企業が増えることは間違いないでしょう。
今後も業務効率化やコスト削減にどこまで有効なツールとなるのか注目がされています。